クイズ:結婚披露宴の「おひろめ」の語源だと伝わる食べ物は?ひろうす/黒豆/昆布

クイズ:結婚披露宴の「おひろめ」の語源だと伝わる食べ物は次のうちどれでしょうか?

①ひろうす
②黒豆
③昆布

答えは次の会話に出てきます。

なあなあ、「ひろうす」って漢字で書ける?
「ひろうす」か~。う~ん…広くて薄い「広薄」とか?
「広くて薄い」か、なるほどな~…って、それ「昆布」やん!
たしかに!
答えは飛ぶ竜の頭ってかいて「飛竜頭(ひりょうず)」やで~。カッコイイやろ!
カッコイイ!でも語源がポルトガル語の「filhos(フィリョース)」っていうのもカッコ良くない?
え、何それカッコイイ!!ってか、それ知ってて漢字は知らんのや…。
「ひろうす」=「がんもどき」って事も最近知ったばっかやで。
そうなんや…。
ところで、このクイズの答えは「昆布」らしいで。
いきなりやな!
「昆布」って、昔「広い布」って書いて「広布(ひろめ)」って呼ばれてたらしいわ。
じゃあさっきの「広薄(ひろうす)」もあながち正解から遠くなかったんやな!
そうみたい!いい所までいったのにな~。
じゃあ今日は縁起物の昆布巻きでも食べて、次回のクイズに備えとこ!
わ~い!昆布巻き昆布巻き~。

というわけで、答えは③「昆布」でした。

昆布のかつての呼び名「広布(ひろめ)」は、いつしか「こんぶ」と読まれるようになりました。

「広布」は「広める」につながるという事で、日本では古くからおめでたい席で昆布を贈る風習があります。そんな昆布は、結婚式の披露宴のことを「おひろめ」と呼ぶ語源になったという説があります。(諸説あります。)

また、「よろこぶ」の響きから昆布が縁起物だという事は現在も広く知られていますが、戦国時代に行われていた「三献(さんこん)の儀」では「一に打ち鮑(あわび)、二に勝栗(かちぐり)、三に昆布」で「敵に打ち勝ち喜ぶ」という必勝祈願の願掛けもあったようです。

そして今日、11月15日は「昆布の日」!1982年に「一般社団法人 日本昆布協会」が「育ち盛りの子どもたちに栄養豊富な昆布を食べて元気に育ってほしい」という願いなどを込め、七五三の日に制定されました。

時代を超えて愛されてきた昆布。今晩のおかずは昆布を使った料理なんていかがでしょうか?