1分で分かる!みりんの歴史

1分で分かるみりんの歴史、レッツ・スタート!

 

みりんの起源には2つの説があります。

日本の甘いお酒に焼酎を加えたという説と、中国の甘いお酒「密淋(みいりん)」が戦国時代に琉球や九州に伝わったという説です。

日本では江戸時代に料理書が普及して武家や町人が料理を楽しむようになったり、町中で高価な料理店が増えたりと食文化が発展していきました。

そのような中で、当初飲み物として親しまれていたみりんは、鰻の蒲焼や蕎麦のつゆなど調味料として使われるようになっていきます。

みりんの画像

戦中・戦後の米不足では、みりんは贅沢品として扱われ、高い酒税がかけられました。

そこで登場したのがみりん風調味料です。

この頃からお米の代わりに雑穀を使ったものや、塩水の中でアルコール発酵させてから甘みを足したものが販売され始めました。

現在もスーパーには「本みりん」と「みりん風調味料」が並んでいますが、みりん風調味料はアルコール度数が1%未満となっていて、約14%の本みりんとは風味や料理の出来ばえが異なります。