12月12日は「明太子の日」です!
(2022年12月12日現在、「たらこの日」は制定されていません。)
日本で初めて「明太子」という言葉が新聞に登場したのが、1914年12月12日。
その日を記念して、山口県・下関市で明太子専門業を営む「前田海産株式会社」が制定しました。
ちなみに下関市は、辛子明太子が初めて韓国から日本にもたらされた場所なんですよ!
今回はそんな明太子にまつわる雑学を5つ、お届けします。
- 明太子を生んだのは、実は日本人だった!
明治時代、日本から朝鮮半島に渡った樋口伊都羽は、漁民の人々がスケソウダラの卵のほとんどを捨てているのを見て商品化を考えました。そして明治40年、釜山で創業。それが明太子のルーツだと言われています。 - 「明太子」は造語だった!
「明太子」の名前の由来は中国や朝鮮半島にあります。現地では「スケソウダラ」のことを「明太魚」と書くため、日本では「明太魚(スケソウダラ)」の「子(卵)」ということで、「明太子」と呼ぶようになりました。ちなみに「たらこ」は「タラ(スケソウダラ)」の「子」ですが、こちらは塩漬けにしたもので、ピリッと辛い調味液に漬け込んだものが「明太子」です。 - 気になる卵の数は?
「たらこや明太子の卵って何粒くらいあるんだろう?」そう思ったことはないでしょうか。1本が約30gだとすれば、その中には約10万粒もの卵が入っている事になります。ちなみに山城地域では、たとえば宇治市の人口が約18万人、京田辺市の人口が約7万人です。参考になるかは分かりませんが。 - 「ガム子」から「皮子」へ!変化する呼び名
スケソウダラの卵は成長過程によって呼び名が変わります。最初は「ガム子」、そして「真子(まこ)」。産卵が始まると「目付(めつけ)」になって、次に「水子(みずこ)」、最後は産卵が終わって「皮子(かわこ)」になります。一般的なたらこや明太子には「真子」が使われる事が多いので、スーパーなどでも「真子」の表記を見かける事があるかもしれませんね! - 「低塩」と「減塩」を区別しよう
その名の通り「低塩」は「塩分が低い」、「減塩」は「塩分を減らした」という意味です。「低塩明太子」はナトリウム量が120mg/100g以下のもの、「減塩明太子」は比較対象からナトリウムを120mg/100g以上減らしたものを言います。実際には「減塩明太子」の方が多く見かけると思います。ちなみに「うす塩味」などの表現は今のところ自由で、各社の判断に任されています。