減塩のコツ ―酸味、辛み、香りを使ってー【コラム/京都文教短期大学 田中教授】

お盆が過ぎても暑い日が続きます。蒸し暑いと、食欲がわかないですね。そんな時には、酢やレモンなどの酸味の食材、カレー粉や山椒などの香辛料、青じそやみょうが、しょうがなどの香味野菜を使うことをおすすめします。胃腸のはたらきを高めて食欲を増進させる効果があるからです。

これらの食材は、実は、減塩の強い味方です。酸味や辛み、香りが、塩分を控えた味を補い、美味しさがアップします。なかでも、酸味や香辛料には、塩味を増強する効果があることが報告されています。和え物や煮物の味付けでは、醤油を減らして、そのかわりにお酢を足して、お好みの香辛料を加えてみましょう。さっぱりした味に仕上がり、元のレシピと美味しさに差がありません。

さて、夏になると、汗をかくので減塩は必要ないと考えておられませんか? たくさん汗をかいたときには、熱中症予防のために、水分補給と暑さ対策に加えて多少の塩分の補給は必要です。けれども、普段の食生活では、高血圧を予防するために、夏でも美味しく減塩です。しっかり食べて、暑さを元気に乗り切りましょう。

田中惠子 教授・博士(薬学)/京都文教短期大学 食物栄養学科