トコロテンの幽霊、焼鳥にひも…食べ物・飲み物などの面白いことわざ10選

食べ物、飲み物などにまつわる面白くてちょっぴりマニアックな(?)ことわざ10選です。使いやすい表現もけっこうありますよ!

焼き鳥画像

 

1.やかんで茹でたタコ:どうにも出来ないこと

八本足のタコも、やかんで茹でたら手も足も出ません。

例)「この試合、どう転んでも負けるやん!八方ふさがりや~。」「やかんで茹でたタコか…!」

 

2.トコロテンの幽霊をコンニャクの馬に乗せる:ぐにゃぐにゃな様子

トコロテンの幽霊?コンニャクの馬?謎の多い表現ですが、不思議と意味は伝わります。

例)「何やそれ!トコロテンの幽霊をコンニャクの馬に乗せたみたいやな。」「ぐにゃぐにゃって事ですか?」

 

3.焼鳥に捉緒(ヘを)をつけよ:念には念を入れよ

焼き鳥がぱたぱた飛んで逃げる事はあり得ませんが、それでも用心して鳥の足にひもを付けよ、ということです。

例)「コンロの火、消した?」「消したと思うけど、焼鳥にへおをつけよって言うからもう1回見てくるわ。」

 

4.豆腐で歯をいためる:あり得ないこと

確かにあり得ませんね~。

例)「このプロジェクト成功したら、給料あがるかな?」「豆腐で歯いためるくらいあり得へんわ!」

 

5.下駄と焼みそ:一見似ているけれど全然ちがうこと

板にぬって焼いた味噌が下駄のように見えたようです。

例)「なんか変な鏡餅やなー。」「あはは、これ鏡餅ちゃうで!猫の後ろ姿やで。下駄と焼みそ~!」

 

6.茶に酔う:本当は知っているのに知らないふりをすること

お茶を飲んだだけなのに、酔っぱらったふりをする人です。

例)「この政治家、汚職事件については何も知らん、やって。」「そんなわけないやんな~。お茶に酔ったふりしたはるだけやわ。」

 

7.ついた餅より心もち:何か物をもらった時、品物以上に気持ちが嬉しいということ

美味しいお餅も嬉しいですけどね。

例)「誕生日にマグカップもらってんけど、家マグカップだらけやねんな~。」「でもついた餅より心もち!くれはった気持ちが嬉しいやん。」

 

8.どじょうの地団駄(じだんだ):自分の弱さをわきまえず強い者に逆らうこと

どじょうがか弱いヒレで地団駄をふもうとしても、地団駄になりません。

例)「あの人には逆らえへんな~。仕事もめっちゃできはるしな~。」「よくうちの係長が勝手に対抗したはるけど、どう見てもどじょうの地団駄やねんな~。」

 

9.ひょうたんで鯰(なまず)を押さえる:要領を得ないこと

丸くてツルツルのひょうたんでヌルヌルしたなまずを押さえようとしても、とらえどころがありません。

例)「あの人、のらりくらりはぐらかすのが得意やんなー。」「今回もハッキリした答えはなかったで。ひょうたんでナマズを押さえるとはこの事やな。」

 

10.猫の魚(うお)辞退:内心ほしい物をがまんしていて、長くは続かないこと

猫が魚を辞退するなんて絶対に無理してますもんね…。

例)「課長がバレンタインにチョコもらい過ぎるから、今年から全部断るって!」「すごいなー。でも、あんなに甘いもん好きやのになあ。猫の魚辞退になったりして。」