食事をおいしく、バランスよく。9月は「食生活改善普及運動月間」!

毎年9月は厚生労働省が定めた「食生活改善普及運動月間」です。

2021年度は「食事をおいしく、バランスよく」を基本テーマとし、「主食・主菜・副菜を揃えた食事」「野菜摂取量の増加」「食塩摂取量の減少」などに向けた取り組みが日本全国で行われています。

令和元年国民健康・栄養調査の結果では、65歳以上の低栄養傾向者は2割弱もいる事が明らかになっています。また、BMI値が目標の範囲内に収まっている高齢者の割合は5割以下、さらに女性の「やせ」は若者だけでなく40~50代にも一定数いるなど、各年代で問題点が見られます。

このため特に「主食・主菜・副菜を上手に組み合わせ、多様な食品を摂取する事などが重要」だと考えられています。

また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により新たな生活スタイルが求められる中で、食生活も大きく変化しているとのこと。「不健康な食生活になった」と感じている者は「野菜、果物、肉類、魚類、牛乳、乳製品の摂取量が減った」という報告もあるようです。

現代の日本には食品があふれているため「飢餓による栄養不足」のイメージは比較的少ないかもしれませんが、それだけに栄養不足を自覚しにくいという問題もあるかもしれません。過度なダイエットなどによる健康被害を防ぐのはもちろん、日頃から充分なカロリーを摂取している方も、食生活が偏っていないかこの機会に見直してみてはいかがでしょうか?