2021年6月1日から完全義務化となったHACCP(ハサップ)って?

2021年6月1日から、食品等事業者の方々にHACCP(ハサップ)に沿った衛生管理が求められるようになりました。

「ハサップって何?」という方は京都府作成のマンガが読みやすく、分かりやすいと思います。

「ハサップ」は元々お医者さんのいない宇宙空間で宇宙飛行士の健康を守るため、あのNASAや食品メーカー等が開発した食品管理方法です。

食品まわりを清潔な環境に保つのはもちろん、整理整頓をしたり、常に一定のルールに従った行動を習慣化することで、異物混入や食品汚染のリスクを減らします。

「HACCP」は、次の頭文字をとったものです。

  • Hazard(危害)
  • Analysis(分析)
  • Critical(重要な)
  • Control(管理)
  • Point(点)

「Hazard(危害)」には大きく分けて「生物学的要因」(ばい菌、ウイルスなど)「化学的要因」(農薬、洗剤など)「物理的要因」(異物)の3つがあります。

これらを「Analysis(分析)」し、危害が発生しないようにと工程ごとに考えられた衛生管理の方法が「HACCP」です。

「Critical(重要な)」「Control(管理)」「Point(点)」、つまり「重要管理点」とは、きちんと管理しないと健康に危害が及んでしまう、特に押さえておくべきポイントです。これらを踏まえて衛生管理を行い記録・確認することで、問題を未然に防ぐとともに、万が一問題が起きた時の対応もより効果的に行えるようになります。

興味のある方は厚生労働省の資料もご一読ください。