2021年は国連が定める「国際果実野菜年」!

突然ですが、2021年は「国際果実野菜年」って知っていましたか?

「国際果実野菜年」は果実や野菜をとることで得られる栄養や健康上の利点などに対する世界的な認識を高める事などを目的として国連が定めたもの。

国は目安として果実の1人あたり摂取目標を1日200グラムとしています。

200グラムの目安は、たとえばこんな感じ。

  • 温州みかんなら…2個分
  • 梨なら…1個分
  • ぶどうなら…1房分
  • 桃なら…2個分
  • りんごなら…1個分
  • バナナなら…2本分
  • キウイなら…2個分

そして野菜の目安は1日350グラムです。

  • 生野菜なら…両手で3杯分
  • ゆでた野菜なら…片手で3杯分

(人によって体格や生活習慣、条件などが違うので、あくまで参考です。)

どうだったでしょうか?「思ったより多い」という方も、「これなら意外と食べられそう」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

FAO「世界の食料安全保障と現状2020年報告」によると、成人一人当たりの果実や野菜の平均摂取量は先進国でも必要量に達していないようです。また、世界の果実や野菜の生産量は世界人口を養える量があるにも関わらず、発展途上国では流通の過程で、先進国では消費する過程でロス・廃棄となってしまっているようです。

こういった背景などから定められた「国際果実野菜年」。SDGsの17のゴールのうち11にコミットするという側面もあり、現在各国で様々な取り組みが行われています。

健康面はもちろん、こういった世界の食料事情を知ると、スーパーに並んでいる果実や野菜に対してもこれまでと少し違った見方ができるかもしれませんね。