薬局のお仕事について【第1回 はじめに/処方せんは「公文書」】

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<はじめに>

体調を崩し、病院を受診した際に処方せんを渡されたことがあるかもしれません。

処方せんは保険調剤薬局まで持ち込んでいただくことで、薬を受け取ることができます。

薬局で処方せんとお薬手帳を渡し、薬が用意されるまでにどのような仕事が行われているかご存知でしょうか?

今回は、何をしているか分かりづらい薬局での薬剤師のお仕事についてお話ししていきます。

処方せんを受けっとている画像

<処方せんは「公文書」>

病院で発行される処方せんは国が認める公文書に該当するため、処方医のサインか押印が必要です。さらに、有効期限が設けられています。

有効期限は医師の特別な指示を除き、処方日を含めて4日以内と定められています。

そのため、処方された先生以外の方の書き込みがされた処方せんや有効期限が切れた処方せんは使用できないので注意してください。

処方せんの様式だけでなく、記載された薬の量や飲み方について医師の確認が必要な場合もあります。

患者さんから処方せんを受け取ったら、処方せんに不備がないかを確認します。

処方せんに問題がないことが確認できたら、いよいよ薬の用意に取り掛かります。

今堀さんの画像久津川ゆう薬局
薬剤師 今堀 翔太氏