減塩のこつ :中食での工夫(弁当編)【コラム/京都文教短期大学 田中教授】

弁当や惣菜などを買い、家で食べることを中食(なかしょく)と呼びます。中食はとても便利ですが、塩分が高めになりがちです。1回の食事の塩分は3gまでと意識して、買うときに商品の栄養成分表示を確認することを習慣にしましょう。今回は、弁当での減塩のコツをお話します。

塩分の表の画像

平均的な弁当類は、1食で塩分が3g~4gですが、5gを超えるものもあります。このように幅があるので、迷ったときには塩分の少ないものを選ぶことがコツです。塩分が3gを超える時は、あとの食事で塩分を控えましょう。食べ方として、弁当に付いている調味料はできるだけ使わないことをおすすめします。漬物や練り製品など塩分が多いおかずは取り置いて、次の食事に回すことが賢明です。また、インスタントの汁物には1食1g以上の塩分が含まれていますので、これを温かいお茶に変えることも効果的です。

中食の弁当は選び方や食べ方に気を配り、上手に利用してください。次回は、惣菜の利用を取り上げます。

田中惠子 教授・博士(薬学)/京都文教短期大学

※HEALATHOの減塩事業は、京都文教短期大学様との協働事業です。