約3年かけて開発された京田辺産クラフトビールが完成!地域にまつわる物語、農・福・観・学での取組、遊休農地解消の側面も

「まちの新たな特産品に!」「大麦やホップを栽培することで、遊休農地の解消にもつながれば―。」

そんな思いがつまったクラフトビールが京田辺市で約3年かけて開発され、いよいよ完成しました!

その名も「KYOTANA BEER」。

地域にまつわる物語があり、農・福・観・学での取組、遊休農地解消という側面もあるこちらのビールに、いま注目が集まっています。

「KYOTANA BEER」の画像

プロジェクトの始まりは、京田辺農福観地域づくり協議会で出た1つのアイディア。

「京田辺市のえびいもスープと共に、まちの特産品としてクラフトビールをつくってみてはどうだろう?」

そこで実際にまちの歴史を調べてみると、「ゴールデンメロン」という大麦がこの地域にゆかりのある品種だという事が分かってきたそうです。

なんでも明治時代に、市内で農家を営む田宮龍太郎氏がゴールデンメロンの栽培方法を開発されたところから京都でのビール大麦栽培が始まり、やがて一大産業に発展したのだとか!

「これはぜひゴールデンメロンを使ったビールにしたい!」

そして2020年11月、畑に100粒の種をまくところからスタート。

プロジェクトには摂南大学の先生・学生、市民など多くの方々が参加され、2022年5月には37kgもの収量を得るまでになったと言います。

そしていよいよ2023年5月14日(日)、「KYOTANA BEER」のお披露目・試飲会が市内で開催され、会場には300本の瓶が並びました!

「KYOTANA BEER」の瓶の画像

実際に頂いてみると、しっかりとした飲みごたえがあり、力強さを感じる味わい。

「これが京田辺の底力だ!」と言わんばかりの貫禄を感じました。

ふるさと納税の返礼品など、今後の展開もますます楽しみです。