1分で分かるお米の歴史、レッツ・スタート!
日本のお米のルーツは中国の赤長米(福建米)にあると言われています。日本では縄文時代、現在の福井県のあたりで栽培されていた事が分かっています。
当時はもみ殻を取らずそのまま焼いて食べられていましたが、その後土器で蒸すなどするようになり、やがて白米も食べられるようになっていきました。
日本の歴史の中では、お米がお金のように扱われてきたという側面もあります。
飛鳥時代には「口分田」と言って、人々は国有の農地を分け与えられて耕作し、稲を税(祖)として納めていました(死後は土地を国に返却)。
奈良時代には「墾田永年私財法」ができて、人々は開墾した田を永久に私有物にできるようになりました。その結果、貴族や豪族、寺社などがどんどん開墾を進めていき、荘園が広まっていきます。
安土桃山時代には、豊臣秀吉が「太閤検地」を行いました。田畑を正確に調査し生産高などを決めて記録をつける事で、税制(年貢の取り立て制度)が確立しました。
そして明治時代には、「地租改正」が行われて貨幣で税を納めるようになりました。
大正時代には、米の値上がりに対する富山県での暴動が全国へ派生した「米騒動」が起こります。
ちなみに雑穀を混ぜない白米が日本人の主食になったのは、戦後のことなんですよ!