「おには~、そと!ふくは~、うち!」
今日はそんな子供たちの声が聞こえてきそうな節分ですね!
「鬼は外、福は内」。
「鬼は外!」で終わらないところが「バランスの良い」昔の日本人の考え方を表しているようで個人的に気に入っています。
一方的に悪いものを追い払うだけなく、良いものは招き入れる。当たり前の事ですが、このような考え方って案外大切なのではないでしょうか?
たとえば勉強やスポーツでは、知識や技術をインプット!だけでなく、実践問題を解いたり試合でアウトプットする事も必要ですよね。ダイエットにしても、食べる量を減らす!だけでなく、必要な栄養はきちんととったり、運動も取り入れた方が良さそうな気がします。
ところで鬼と言えば「鬼門」、そして反対側にはちゃんと「裏鬼門」という概念がありますが、これも昔ながらの日本人の考え方なのかな~、なんて思います。
反対側も大切に。
「大晦日」の反対側、6月30日には(半年間の罪、けがれをはらい12月までの無病息災を祈る)「夏越の祓」もありますし、狛犬もちゃんと2匹で「あ」「うん」と言っています。
この考えを応用して、何か「行動を起こす」時に周りへの影響も考えて、その「結果」、問題が起こったらどう対策しよう!?というところまで考えられると、自分にとっても良い結果になるかもしれません。最初と最後をきちんとする、立つ鳥跡を濁さず…。
そんな事を考えながら、今晩は鬼を追い払いつつ、福を招き入れようと思います。「鬼は~、外!福は~、内!」
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(こちらの記事は、以前ALCOに掲載した内容を一部修正したものです。)