③薬の記載内容
薬局でお薬をもらわれる時に、「ジェネリックでご用意しても構わないでしょうか？」とジェネリック希望を確認されると思います。「ロキソニン錠を先生に頼んだのに、実際にお薬を渡される時はジェネリックであるロキソプロフェンNa錠が渡された」などのご経験があるのではないでしょうか？保険調剤おける調剤のルールを少し知っておくことで、思っていたのと違うものを渡される予期せぬ行き違いを防げるかと思います。
まず「一般名処方」はご存知でしょうか？
【般】ロキソプロフェンNa錠60mg 3錠 （←１日量）
分3毎食後 7日分
といったように、薬品名の前に【般】という記号が通常の一般名処方記載になります。これは成分名記載になりますので、先発品・ジェネリックどちらでも可という意味になるので、薬局でお伺いしたジェネリック希望かどうかに合わせてご用意する形になります。
また、処方箋に記載されている薬の表記は様々で、先発品・一般名・ジェネリックなど色々な書かれ方がされています。
記載が先発品 → 先発品〇 ジェネリック〇（薬局ごとの在庫メーカー品・規格違い可）
記載が一般名 → 先発品〇 ジェネリック〇（薬局ごとの在庫メーカー品・規格違い可）
記載がジェネリック → 先発品× ジェネリック〇（メーカー違い・規格違い可）
※先発品でお渡しする場合は疑義照会で医師に処方変更が必要
変更不可 → 先発品・ジェネリックに関わらず、記載に内容通り以外は不可
先発品やメーカーなどこだわりがある方は受付時に申し出ていただけると大変助かります。
三山木ゆう薬局
管理薬剤師 北澤 聡朗氏