減塩のこつ :中食での工夫(惣菜編)【コラム/京都文教短期大学 田中教授】

毎日の食事づくりは大変ですね。忙しくて調理ができない方もおられるでしょう。そんなときの強い味方が市販の惣菜です。市販の惣菜は、濃いめの味付けになっていることが多いので、選び方や食べ方を少し工夫してみましょう。

総菜の画像

まず、惣菜を選ぶときには、栄養成分表示で塩分を確認しましょう。1食の塩分摂取は3gまでが目安です。多くの惣菜は冷凍保存ができます。お得なサイズの惣菜は一度に食べてしまうのではなく、何回かに分けて食べましょう。揚げ物やサラダなどに添付されている調味料はできるだけ控え、代わりにレモン果汁や香辛料を使うことをお勧めします。また、惣菜を利用するときは、主食を白ごはんとして、塩分が多くなるインスタントの汁物は避けましょう。煮物やあえ物などの惣菜には、冷凍野菜、水煮の豆類などを加えてかさ増しすると効果的です。

最近の惣菜は味も良く、食事の幅も拡がります。お好みの惣菜を上手に利用して食事を楽しみましょう。

田中惠子 教授・博士(薬学)/京都文教短期大学

※HEALATHOの減塩事業は、京都文教短期大学様との協働事業です。