岐阜県の「栗きんとん」は、おせち料理のやつじゃないんです。【実食/岐阜 楽久里】

「栗きんとん」と言うと、あの黄色くて甘~いおせち料理を思い浮かべる人が多いと思います。

でも実は、岐阜県の東濃地区などで「栗きんとん」と言うと茶巾絞りのこと!栗きんとんの箱の画像

たとえばこちらの箱には、一面に黄色い栗が敷き詰められているのではありません。

ぱかっとフタを開けてみると…

栗きんとんの画像こちらの茶巾絞りが4つ入っていました!

ちなみに箱の裏を見てみると、原材料名には「栗(岐阜県産)、砂糖」と書かれていて、よけいなものが入っていません。

賞味期限は3日ほどでしたが、「そういえばお菓子って本来そうあるべきだったかも」って、大切な事を思い出させてくれました。

栗きんとんを上から見た画像美味しそうな「栗きんとん」。

ぱくっと食べてみると…

「上品な甘さで美味しい!」

こっくりとした深みがあって、日本の秋を感じました。

自然の恵みに感謝ですね~。

しっとり、ほくほくとした食感も嬉しくて、ほっこり癒しの味わいに思わず笑顔。

派手ではないけれど、しみじみ心に響く「和」な美味しさでした!

今回いただいたのは、岐阜県産の栗だけを使って「美濃の里山のぬくもりを感じてもらいたい」との思いで「栗きんとん」などを作っておられる「岐阜 楽久里」のもの。

岐阜県美濃地方は昔から栗の栽培が盛んで、栗を使った食文化などが息づいているそうです。

(記事の内容は2022年10月4日時点のものです。)