このたび「全国農業協同組合連合会広島県本部(JA全農ひろしま)」が10月15日を広島県民米「あきろまん」の日とする事を「一般社団法人 日本記念日協会」に申請し、登録されました!
「あきろまん」は1984年に「ミネアサヒ」(1981年に愛知県で育成された幻の良食味品種)と「中生新千本」(かつて広島県で最も生産・消費された品種)の交配が行われ、誕生した品種です。
そしてその10年後、1994年には「奨励品種」に採用されて広島県の「県民米」となりました。
さらに1996年10月15日、農林水産省に品種として正式登録。この事から今回、10月15日が「あきろまん」の記念日となりました。
制定の目的はこの品種をより多くの人に知ってもらい、実際に食べてもらうこと。「あきろまん」はあっさりしていて適度な歯ごたえと粘りがあり、冷めても美味しく上品な味わいだそうです。
「あきろまん」の名前は公募により集まった約2万点の中から命名委員会が5点に絞り、そこから広島県知事が選定されたもので、「安芸(あき)の国」「豊穣の秋に収穫される」「お米に掛ける日本人のロマンや夢」という意味が込められています。
ちなみに京都では、地球温暖化の影響によるコシヒカリなどの品質低下や平成30年の国の米政策の見直しを受けて「京都府オリジナル米新品種」が育成・開発され、令和元年度末に新品種が決定しました。
その名も「京式部」!
コシヒカリと比べて香りが良く、白くてつやがあり、甘みがあるのが特徴だとされています。また、栽培においては耐暑性があり品質の低下が少なく、倒伏しにくいという事です。