クイズ:室町時代のお伽草子「精進魚類物語」で擬人化されているのは鮭と何でしょうか?
①白米
②海苔
③納豆
答えは次の会話に出てきます。
鮭が擬人化って…どんな話なんやろなー?
そやなー。「誰が白米に一番合うか選手権!」とか?
あ、それいいな!白米が色白の美女で、その座を奪い合う熱いバトル!
漬物最強!!
お味噌汁も手ごわそう!
でも、お味噌汁が白米と一緒になると猫まんまになってしまう…という悲劇。(でも美味しそう。)
悲喜こもごも!
あ………ここで残念なお知らせが。答えは「白米」ではないらしいで。
え!!ストーリー変わってくるやん!
答えは「納豆」。
えーっ!!鮭と納豆ってどんな話やねん。
ワラ(笑い)に包まれてるんちゃう?
お後がよろしいようで。
というわけで、答えは③「納豆」でした。
このお話は「平家物語」のパロディーです。
ある日、鮭大介鰭長(ひれなが)が警備の仕事のために息子を京都の貴人のもとへ送りました。ところが貴人は精進中のため魚を避け、代わりに納豆太郎糸重を採用します。これを聞いた鮭大介鰭長は怒り心頭、戦を開始!ワラの中で昼寝をしていた納豆太郎糸重は、この知らせに驚きます。
鰭長、糸重といったネーミングも可笑しさを誘う愉快なお話。こんなお伽草子を楽しんだ室町時代の人々に思いを馳せながら納豆や鮭を食べると、いつものごはんがより一層楽しく感じられるかもしれませんね!