皆さんは減塩食品を利用したことがありますか。以前に比べて種類が増え、味のレベルも高くなり、利用者が年々増えています。民間の調査によると、成人の約6割が減塩食品を購入した経験があり、満足度も上がっているということです。城陽市にも「減塩のまちづくり事業」として、市内のスーパーに「減塩コーナー」が置かれています。醤油をはじめとした調味料の売れ行きが良いようです。
減塩食品を日常的に使うことで塩分摂取量を減らすことができますが、利用する際には注意が必要です。「減塩」であっても、いつもの量より多く使ってしまうと口にする塩分量は減りません。また、「減塩」でも1食1.5gの塩分を含む即席味噌汁もあります。栄養成分表示を見て実際の塩分量を確認しましょう。
減塩食品を身近に置くことが、減塩の意識を常に持つことにつながります。50%減塩の醤油も売られています。食卓の調味料として試してみてはいかがでしょう。
田中惠子 教授・博士(薬学)/京都文教短期大学 食物栄養学科
※HEALATHOの減塩事業は、京都文教短期大学様との協働事業です。