今回ご紹介するのは災害時に役立つパッククッキング「きゃべつのごま和え」です。
京都文教短期大学に石伏 穣先生が来られ、授業の中で「低温」×「真空」×「ポリ袋」のパッククッキングを紹介されました。色んなメリットがあるという事なのでぜひ覚えておきたいですね!
- 洗い物が少ない
- 細菌が袋に入りにくく衛生的
- 少量の調味料で味がしみ込む
- 栄養を逃さない
- 食材のうまみや風味が損なわれにくい
- やわらかく仕上がる
- 放っておくだけで簡単調理
- 一度に複数調理できる
etc.
※この方法を応用して配食された食事を温めることも可能
実際に食べてみると、キャベツが軟らかい食感で、甘みがあって美味しかったです。胡麻もとってもいい感じ!災害時にこんなかたちで栄養をとれたら嬉しいなあ。
きゃべつのごま和え(パッククッキング)
<材料(1人分)>
- きゃべつ 50g
- 人参 10g
- しょうゆ 3g
- ごま 2g
注意:ポリ袋は「高密度ポリエチレン」の表示がある物(耐熱温度130℃程度)/食品包装用、食品・冷凍保存等表示がある物/マチがなく、25cm×35cmくらいの物
<作り方>
①きゃべつ、人参は千切りにする。
②ポリ袋に材料、調味料を入れパック(※)する。
③鍋に入れて約10分間加温する。(電気ポットやカセットコンロでも調理可)
④パックを開け、ごまを混ぜる。
※パッククッキングの方法
①下処理した材料をポリ袋に入れて、調味料を入れる。
②真空にするために、ボウルや鍋に水を入れて①を袋ごと浸ける。(ポリ袋の上部を持っておく)
③水圧で空気を抜く。さらにポリ袋をねじりながら空気を抜き上部で口を結ぶ。(空気がたくさんあると鍋や電気ポットに入れた時に浮いてしまうので注意)
④材料を平たく均一にする。(火のとおりを均一にするため)
レシピ:京都府栄養士会副会長・京都栄養医療専門学校 管理栄養士 石伏 穣先生 / 京都文教短期大学の授業時(2021年6月2日)に撮影・試食