【お薬手帳の注意点】
<薬局や病院ごとに分けずに記録しましょう>
たまにいらっしゃるのが、薬局や病院ごとに1冊ずつきれいに整理されている方です。お気持ちは分からなくはないのですが、お薬手帳に限ってはごちゃ混ぜにしてもらうのが正解です。
実は、お薬手帳では時系列をとても大切にしています。
「今何を飲んでいるのか?」
「過去に何を飲んでいたのか?」
「どのお薬が何に変更されたのか?」
ここを薬剤師は確認したいわけです。
ですので、見やすく分けていただくよりも全ての医療機関をまとめて頂くのが一番良い方法なんです。
<同じ内容でもシールを貼りましょう>
「いつもの内容やったらシール貼らんといて~」と言われる患者さんもたまにいらっしゃいますが、実はこれは正しいお薬手帳の使い方ではございません。
例えば30日分の処方を、途切れることなく続けられているのかチェックしています。いつも2週間近くの間隔が空いてしまっているのと、日付が連続しているのとは大違いだからです。
もしも間隔があいていれば、なぜそうなってしまうのか?
そこに隠れている理由や問題について薬剤師は考えているのです。
ゆう薬局グループ 株式会社京都南調剤薬局
薬剤師 志摩 大介氏