薬剤師は、薬局の調剤室で医師が処方した薬を確認しながら患者様にお渡しします。また薬局にある一般医薬品を情報提供と共に販売します。
薬局内で色々な仕事をしていますが、薬剤師の仕事内容は薬局内に留まりません。薬局の外にも出て仕事をしています。
例えば「在宅訪問」。
付き添いがないと病院で受診を受けたり薬局で薬を貰ったりすることが困難になって来た方、または身近な家族の援助が得られず、受診や薬の受け取りが困難な方、あるいは受診はなんとかできても、薬の管理がややこしくなっている方、そのよう方々のご自宅に訪問して、お薬をお渡しし、負担なくお薬を飲めるようにし、情報提供をするというお仕事もしています。
ではどのようにして薬剤師の訪問を受けられるのでしょうか。
1.主治医に相談する
2.いつもの薬局に相談する
3.介護保険をお持ちであればケアマネジャーに相談する
4.介護保険をお持ちでなければ地域包括センターに相談する
5.既に看護師の訪問を受けていれば、看護師に相談する
などの方法があります。
そして、これら多職種で連絡を取り合い、情報共有して、主治医の判断を元に薬剤師も訪問して関わって行きましょうという流れになります。
訪問することが決定したら、改めてこの仕組みについて説明に伺い、契約書を交わして、正式に「薬剤師による在宅訪問」が始まります。急を要する場合は、この流れを1日で進めることもあります。
高の原ゆう薬局
管理薬剤師 岡本 ますみ氏