突然ですが、「菜の花っていう名前の野菜はない」って知っていましたか?
「菜の花」は1種類の野菜の名前ではなく、アブラナ科アブラナ属(キャベツやブロッコリーなどなど…)のすべての花を指す総称なんです。
そのうち、食べられる物は野菜として「菜の花」または「菜花」として売られています。
「へ~、知らなかった!」という人もいれば、「あっ、聞いた事ある!」という人もいると思います。
もし知っていたら、「そんなの知ってるよ!」と言いたくなりますよね。私もそうです…。
でも一言で「知っている」と言っても、大きく分けると5段階くらいの「知っている」があると思うんです。(もっと細かくも分けられますが。)
1.聞いたことがある
「言われてみればそうだったかも!」くらい
2.概要を知っている
「ある種類の植物のお花の総称なんだよね?」くらい
3.深い知識があったり、実際の経験をとおして知っている
「詳しく調べた事があるよ!」または「農家さんから色々聞いたり、収穫のお手伝いをさせてもらった事があるよ!」レベル
4.習慣になっていたり、繰り返し知識を使ったりしている
「農家をやっているからその知識は当たり前。今年はどんな食べ方しようかしら?」レベル
5.人に教えている
「実際の経験を通して学んだ事や豊富な専門知識を、職業として色々教えてます!」レベル
こうやって見ると、1や2の段階ではただ知っているだけで、「本当に理解している」とは言えない気がします。なのに、つい「ちゃんと知ってる!」と思い込んでしまう。そんな自分こそ無知だなぁ、と思う今日この頃です。
(こちらの記事は、以前ALCOに掲載した内容を一部修正したものです。)